訪日中国人が爆発的に増加中!いったい何が中国人をそんなに引き付けるのか?―中国メディア

2015年1月29日、中国網は「訪日中国人観光客が83%も増加、何が中国人を引き付けるのか」と題する記事を掲載した。

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中国の旅行業が産業化、市場化したのは1980年代初めのことだ。中国の旅行業界の発展は日本と比べて遅れているものの、35年の時間を通して、先進国が100年かかった発展を経験してきた。日中両国の旅行業はそれぞれの長所がある。中国には万里の長城黄山、パンダなど、非常に豊富な歴史文化、自然資源がある。

中国旅游研究院の戴斌(ダイ・ビン)院長は、「中国の観光業の発展により、いまや資源の競争から国家全体の実力の競争になっている」と語る。「日本に行って温水洗浄便座を買う」というのは最近、よく言われることだ。なぜ中国人は日本に行って炊飯器や日用品を買うのか。それは日本製品には職人のこだわりが感じられることと関係がある。

日本人は何をするにも改善に改善を重ねる。戴院長は「例えば軽井沢には『星のや』というホテルがあるが、そこの園芸師は非常に印象深かった。彼は1年もの時間をかけて植物の習性などを見極め、植える位置を決めている」と話す。

質の高いものを作るには、多くの時間を費やす必要がある。戴院長は「われわれは資源や市場は豊富だが、質の良い製品やサービスに欠けている」と指摘する。製品やサービスの質を極限まで高める日本の精神は、中国の旅行業界が学ぶべきものなのだ。(翻訳・編集/北田)

 

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